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◆ 2009年4月 7日

目的意識を持つこと

リコーが支援しているフィリピンの森林生態系保全プロジェクトの視察に行った時の話である。

プロジェクトでは、人の手が入っていない原生林についてはそれを保護している。また、畑をつくるために切り開かれ、その後放置されたままになっている土地については、森林の再生を目的に植林を行っている。

植林する樹木は、果実等から収益が得られるようにと、果樹やコーヒー等を選んでいる。木を切らずに生活が成り立つようにすることで、森と地域住民の共生を実現させることを狙ってである。

植林をしている木々の管理は、土地の所有者が行っているのだが、あるサイトの一角で、植林した木々の成長が明らかに周りの木々に比べ良いところがあった。そこで、「なぜ、ここの地域だけ生育状態がいいの?」と土地の所有者に尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「将来自分の孫やその子孫が豊かな生活ができるように、家族総出で下草狩りや枝の剪定を積極的に行っている。早く立派な果実が採れるようにしたい。」

植林された苗木

そこに住んでいない人間から、いくら「ここは生態系的に豊かで貴重だから守って下さい」と言われても、頑張れないですよね。

この活動によって、自分たちの生活が良くなるということを具体的にイメージし、そうなりたいと目的意識を持つことが、より良い結果に繋がるということを感じた。

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Ume
現在、エコプロダクツ展などの環境展示会、広告、環境報告書、Webなど、環境に関する情報発信業務を行っています。入社後、機械設計の技術者として複写機の開発・設計業務に10年以上たずさわり、2004年より現職に就きました。趣味は、テニス、ゴルフ、野球、ジョギングなどスポーツ全般。とにかく体を動かすこと(体をいじめること)が好きです!

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