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◆ 2010年3月 8日

マトリョーシカ

待合室で読んでいた雑誌の投稿が2つ、目にとまった。

"夫がリビングで大の字に寝ている。その足の間に息子が大の字になって寝ている。さすが親子似ているなあ...と思ったら、息子の足の間に猫が寝ていた"

"せんべいを食べるときに、水平でなく垂直にして食べる。座っていておならをするときに、腰をひょいと持ち上げる。予知できるので良いけれど...。ふと気がつくと、長男が同じことをしている。いつからそうするようになったのか、なぜそうしているのか定かではない。今、次男がいつそうなるのか、興味津津で観察している"

いつの間にか、想像の世界に入ってしまった。

会社のトイレから見える建設中のビル。鉄骨を積み上げていた初代の大きなクレーンが、いつのまにか一回り小さいものになっていた。現在は、さらに小ぢんまりとした3代目のクレーンが稼動している。クレーンがクレーンを吊るし上げる決定的な瞬間を見たいのだが、いつも気がつくとすでに小さくなっている。

最大サイズのメジロザメが捕れた際に、おなかを開くとシャチがいた。きっとシャチのおなかの中にはアザラシが入っていて、そのアザラシのおなかの中には魚が入っていて、魚のおなかにはオキアミが入っていて、オキアミのおなかにはプランクトンが入っている。

単細胞生物が生まれた。多細胞になった。魚が生まれた。地上に進出した。そして人間が生まれた。この先、我々ホモサピエンスが "原人" と呼ばれる時が来るのだろうか。

原子の周りを電子が回っていて、元素を構成し、元素の集まりが物質を構成し、物質が寄り集まった地球の周りを月がめぐり、地球は月を従えて太陽の周りをめぐり、太陽系は天の川銀河の中をめぐり、天の川銀河いくつもの星系を従えてより大きな星団構造の中をめぐり...。

おっと。私を呼ぶ声が聞こえる。今日は人間ドックの検査に来ているのだった。"はーい!"

まだ人間ドックになど入ったことがないであろう担当の若い看護士さんは、その注射の本当の痛さを知らない。遠からず、知る日がくるであろう。

私だってオムツをつけていたこともあったんだよ。...いやいや、これからまたつけるのかも知れないが。

CREDIT : images courtesy of Wikimedia Commons : "Staphylococcus_aureus_01.jpg" (public domain), "Ostreococcus_RCC143.jpg" (CC2.5: Wenche Eikrem and Jahn Throndsen, University of Oslo), "Latimeria_Chalumnae_-_Coelacanth_-_NHMW.jpg" (CC3.0: Alberto Fernandez Fernandez), (CC2.5, 3.0: Malene Thyssen), "Homo_heidelbergensis_(10233446)_new.jpg" (CC2.0: Jose Luis Martinez Alvarez from Asturias, España)

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Mercy
社会環境本部 環境コミュニケーション推進室の益子です。リコーの環境情報の共有、環境意識の向上に関わっています。

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