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◆ 2009年11月30日

「海の森」プロジェクト参加奮戦記

[リコーロジスティクス(国際本部 事業企画センター CSR課)]

「海の森」予定地 東京湾には中央防波堤内側埋立地という、ゴミと残土でできた島があります。ここには、昭和48年から62年まで14年間に渡って1,230万トンのゴミが運び込まれました。そして、リサイクル土や建設発生土と共に埋め立て地として造成されたのです。その面積は、実に東京ドーム約19個分にあたる、88ヘクタール(88万平米)。

建築家の安藤忠雄氏を実行委員長に迎え、東京都のプロジェクトとして2006年に始まった「海の森」は、この埋め立て地にクロマツ、スダジイ、タブノキ、クスノキ、エノキなど、48万本の苗木を植樹し、50年かけて海に浮かぶ森をつくろう!という壮大なプロジェクトです。当初はなぜか?関係者のみが植樹するというクローズドの形式で開始された同プロジェクトでしたが、昨年より一般にも公開され、苗木を買うための募金や植樹作業のボランティア要員が公募されるようになりました。

リコーロジスティクス国際本部では、かねてよりリコーグループ共通のキーワードである『生物多様性』に貢献できるボランティア活動を探していましたが、なかなか条件の合う活動を見つけられずにいました。活動の望ましい条件として、社員が参加しやすいよう「現在の勤務地(東京・五反田)から遠くないこと」、また予算の確保が難しいため「参加に多額の費用がかからないこと」、そして「生物多様性に貢献できる活動であること」の3つが挙げられました。そうした中、昨年、一般公募が始まった「海の森」プロジェクトは、まさにこれらの条件に合致するパーフェクトな活動として、すぐに本部内で参加することが決まりました。

こうした社外の取り組みに参加するのは初めてのことでしたので、色々と想定外の調整も必要でしたが、最終的に昨年度は18名の参加者を集めて、なんとか初参加を果たすことができました。昨年の植樹地は「風の森」と呼ばれる台地周囲の斜面でしたが、小雨まじりの天候の中、寒さにふるえながら岩盤のように固い土にスコップを振るい、汗びっしょりになったのを覚えています。

それに引きかえ今年度は、活動日である9月20日がちょうど台風14号通過直後だったこともあり、真夏を思わせる陽射しがまぶしい良いお天気でした。今年は「ふれあいの森」という台地部で植樹を行いましたが、ここの土は昨年とは打って変わって柔らかく、多少拍子抜けしたくらいです。

今年の植樹風景

「海の森」プロジェクトは、海から都心部に向かって流れ込む風が通り抜ける"風の道"をつくること、資源循環型の森をつくることなどを目標にしています。ただし、植樹した48万本の苗木が成長して海に浮かぶ森を形成するのは50年後であるため、自分たちの活動が実を結んだ姿を目にするのは、私たちの次の世代ということになります。

とはいえ、実際に活動場所である「海の森」予定地に立つと、「ここって本当に東京?」と唖然とするほど、ただただその広さに圧倒されると共に、ここが丸ごと公園になるのだと考えると、ちょっとワクワクした気持ちになりました。また、もともとゴミと残土で人工的に作られた島であるにもかかわらず、すでにコガネムシやアオダイショウを始め、さまざまな生き物たちがしっかりと根を張って生きている姿を見ることができました。

『生物多様性』...。森林を破壊し続けている一方で、こうして森林を作ろうとする。人間の営みってなんなのでしょうか?

今年の植樹風景

まだまだ参加2年目ということもありますが、今まで他事業部から2名の参加があっただけで、国際本部以外への拡がりは残念ながらまだありません。お揃いのジャケットや旗、のぼりまで用意して参加している他の企業、団体には及びませんが、こういった活動は『継続』してこそ意義が出てくると思いますので、来年も人数の多少にかかわらず活動の継続を図りたいと思っています。

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地球環境を保全するには、事業活動を通じて環境負荷を削減するだけでなく、地球環境の回復力を維持し高めていくことが重要です。リコーはこうした考え方のもと、環境NGOや地域住民とパートナーシップを結び、世界各地で「森林生態系保全プロジェクト」を展開しています。また、活動の環を広げるために必要不可欠なステークホルダーとの連携を実現すべく各種のコミュニケーション活動を積極的に推進しています。
ここでは、国内の環境ボランティア活動をはじめ、世界各地の取り組みや社員の活動をご紹介します。

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